「みんながなかよく、そして面白く、楽しく暮らせる世界に」~9月号
残暑厳しく、秋の訪れが待ち遠しい毎日です。8月、幼児クラスでは「平和を考える日」に、「個育ちネット」の小西さん、小倉さんに歌や詩、絵本の読み聞かせをしていただきました。広島・長崎の原爆で多くの人の命が奪われ二度と戦争はしてはいけないという絵本のメッセージを真剣な眼差しで聞き入っていた子どもたち。各ホームに戻って「平和って、美味しいごはんを食べる、大好きな家族やお友だちと一緒にいること、遊ぶ、笑顔でいられること…ずーっと平和がいい!」と感じたことを話し合ったり、自分の笑顔の絵を描き表現しました。「ずーっと平和がいい」本当にそう願います。
NHKの朝ドラ「あんぱん」のモデル、「あんぱんまん」の作者である‟やなせたかしさん“は戦争を体験されました。朝ドラの放送を機にエッセイ等の本が再版され、又生涯を描いた絵本も出版されています。「なんのために生まれて なにをして生きるのか」(アンパンマンのマーチの一)、これは自分自身への問いかけであったそうです。アンパンマンが生まれた背景には、やなせさんの戦争体験が大きく影響しています。「戦争というのは、絶対にやっちゃいけないことです。勝っても負けても。とにかく殺人をしなくちゃいけない。…しかも自分も殺されるかもしれない。そこにはどんな目的があるのか。正義のためと言っても、爆弾が落ちれば罪のない子こどもも死んでしまう。戦争というのは、絶対にやっちゃいけないということを骨身にしみて感じましたね。(やなせたかし著「希望のありか、何のために生まれてきたの?」より抜粋)と語っています。兵隊として戦地に行き、いろいろなひどい目にあったなかでも、空腹は我慢できない、飢えることが一番つらいことだと身にしみて体験したといいます。「戦争には真の正義はない、もし正義の味方なら最初にやらなくちゃいけないことは飢える人を助けること。ひもじい人を助けるヒーローを作ろう」と考えたのが、アンパンマンを書き始めた動機だそうです。アンパンマンのキャラクターは2000個を超しているそうで、食べ物が多いのは、子どもにとって一番大事なことは「食べる」ことだと。又誰もが口ずさんだことのある「手のひらを太陽に」の歌詩もやなせさんの作品で、子どもたちの大好きな小さな生き物たちがでてきます。地球に生きているのは人間だけじゃない。人間はいろんな命と一緒に生きている。そのことを忘れてはならない」というメッセージを込めています。「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」問い続けながら生涯子どもたちのためにお話、絵本を書き続け、93歳で亡くなられた今も彼の作品は多くの人を喜ばせ夢と希望を与え励まし続けています。
ぜひアンパンマン以外の絵本もお子さんと読んでみてください。にこにこにライブラリーにあります!
/u>
4日(木) 内科健診
9日(火) 避難訓練
16日 (火) 積木あそび(幼児)
24日(水) 数あそび(5歳児)
27日(土) ばらホーム親子遊び会(2歳児親子)
「100年後へのメッセージ」 やなせたかし
100年後の世界では、漫画的精神で、みんながなかよく、そして面白く、楽しく暮らせる世界になってほしい。希望を込めて そう考えています。
ぜひアンパンマン以外の絵本もお子さんと読んでみてください。にこにこにライブラリーにあります!
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああアンパンマン
やさしい君は
いけ!みんなの夢 まもるため
<アンパンマンのマーチより>
/u>
9月の主な行事予定
4日(木) 内科健診
9日(火) 避難訓練
16日 (火) 積木あそび(幼児)
24日(水) 数あそび(5歳児)
27日(土) ばらホーム親子遊び会(2歳児親子)
