めぐみ保育園 ごあいさつ
(福)大阪キリスト教社会館が掲げる3つの保育原則
- 子どもたちの発達過程に応じて十分な環境と機会を与える発達保障。
- 障害児や人と人との選別に反対し、その個性に応じて十分能力を発揮することを大切にする能力主義の克服。
- 大切な乳幼児期における生活経験や人間関係の基礎となる遊びの展開、大人や地域との関わりの中で生きる力の源となる感情を育てる心の保育。
これは大阪キリスト教社会館が保育園事業をはじめた当初より掲げた共同保育三つの柱で、生きる力を育て共に生きる心の保育を目指すべく、職員や地域の人々、保護者の方々と共に保育を学び、厳しい現実の中で生まれ培われてきた大切な指針です。
発達保障
人は誰でも、平等に権利を保障されなければならず、子どもたちは、発達過程において十分な環境とその機会を与えられなければならない。しかも個々人一人ひとり発達の仕方が異なるので、それぞれに応じた指導内容が必要です。
能力主義の克服
1979年4月より文部省(現 文部科学省)はすべての障がい児の教育権を保障するとし養護学校の義務化を実践。文部省・教育委員会作成の発達診断表により障害児の選別・隔離をされようとしました。しかし私たちは、人それぞれに異なった個性を持っており、それを十分に発揮して共に生きていくことに、真の保育が存在すると考え実践しています。
人格形成
三つ子の魂百までと言われるように、乳幼児期において可能な限り、子どもたちの生活経験や人間関係の基礎となる遊びの展開、大人との関係、地域社会との関わりの中で、生きる力の源となる感性の保育を心がけています。
障がい児保育とは、同情的に古い視点しかない人間が、障がい児のために行う保育ではなく、私たち自身のために、また健常児と言われる子どもたちが、本当にお互いの人格を認め育ちあうための保育です。人権を守り人格形成の基礎となる心の保育を目指し、すべての差別、選別に反対する決意を込めています。
私たちは、この共同保育三つの柱を継承し、子どもたちが人として心身共に真の力を持って育つようにお手伝いできればと思っています。